142号:壱岐島のくらし

私の職業人生は、長崎県25年、東京22年と地方と都会暮らしだった。前半は離島・郡部・市、後半は東京。そのご壱岐市勝本浦へ帰島した。都会から離島という生活変化を皆が心配したが、毎日は主に午前は新聞・ネット検索・読書・買い物。午後は必要なときは昼寝を入れ、夕方に釣り・畑の手入れ・庭の整備などに取り組むので、やること無しのときを過ごすことは少ない。東京と違うのは、人の労力を費やすことが多いこと。釣りは餌から仕掛け作りまで自分で行い、釣り場まで徒歩。庭の整備は砕石を購入し、小石運びは一輪車、大きな石は様々な工夫を凝らし移動、積んだ石は緩まないよう小石を入れ、金づちで絞めたりする。そして畑は、収穫が終わるごとに土を掘りかえし堆肥を投入する。壱岐島の暮らしは、知らないうちに足腰や手足の筋肉を鍛える機会になっている。妻は家内、夫は家外というように、それぞれに楽しみながらできるよう頑張りたい。写真は、木が植わった庭の改修。

2019年09月11日