174号:低気圧前線
4月12(日)・13(月)日の2日間、壱岐は低気圧の影響を受け暴風・波浪警報が出され、福岡県及び佐賀県と結ぶ航路の欠航(フェリー、高速艇)が相次いだ。両日とも夜中は暴風雨の音で、久しぶりに睡眠が脅かされた。だが、14(火)日の朝は、風雨もやみ雲一つない晴天となった。低気圧は日本列島を縦断したが、コロナウイルスも低気圧のように、大暴れした後は何もないような状態になってくれればと思った。壱岐市では、5日までに6人(島外転入者1名と90歳の介護認定に集まった関係者5人)の発症があったがそれ以降はない。しかし、国の緊急事態宣言を受け行事が中止及び延期の状況にあり、それぞれの活動も自粛されているように感じる。そのなかで思うのは、日々の生活に都市部ほどのひっ迫感がないこと。感染対策として3密(密閉、密集、密接)回避が挙げられているが、人口減少と少子高齢化が進む地方はそのような場がもともと少ない。魚釣りに波止場まで出かけるときに一つの町内を通過するが、不思議に思うのは通りで人と出会うことがほとんどないこと。また、海浜公園でジョギングやウォーキングする人がいるが、それは密集とはほど遠い状況なのです。写真は、朝の陽ざしを浴びた将校宿舎(文禄・慶長の役)跡。