167号:コロナウイルス対策
先週の27日(木)だったと思う。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全国各地の小中高に対し一斉臨時休校の要請が発表された。ギリギリの調整だったと思うが、この日しかないというタイミングだった。そのあと現場混乱のニュースが多かったが、休校が始まると企業や自治体等における様々な対策が紹介されるようになった。在宅勤務、テレワークや時差通勤、子供の帯同就業や預かり保育などで、危機対応の取組みが進んでいることに感心した。また教育現場では、授業の映像講座配信の取組みもあった。このことは随分前から意見が交わされてきたことだが、対面授業に取って代わることはなかった。しかし、コロナウイルスによる一斉休校において再び注目を浴びるようになった。知識を教えることは動画でもよいとなると、現場の先生はアクティブ・ラーンニング(生徒による体験学習や教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワークを中心とするような授業)への転換が求められる。今回見られた様々な対策は、これまでの働き方改革や教育改革などで取り上げられたものも多い。次のデジタル社会においては、普通の取り組みになっているかも知れない。写真は、庭に咲く春の花です。