160号:アカエイとの格闘

去年から始めた釣りは、新年になり一段と進化したように思う。先週の10日(金)は、糸の号数をアップするとともに、大きな餌を掛けて遠投を試みた。そして、竿を台に置き様子を見ていると突然糸が張り、竿が揺れた。魚が喰ったかもしれないと竿を手にすると、確かな手ごたえがあった。それから見えない魚との戦いで、リールを巻き上げては引き戻される繰り返しを経て、遠くの海面下に超音速旅客機コンコルドみたいな魚影が見えた。波止で釣りをする人も集まり、エイだという声が聞こえた。どのようにして引き上げるか迷ったが、その場に居合わせた二二三会(同窓漁師)の仲間が、タボ(網)を取り掬(すく)うと言ってくれた。が、タボ(網)に入らない大きさで、波止場に係船した船まで引いて、大きなタボで10㎏を超えるエイを引き上げた。魚釣りは、よき指導者(宮前のおじさん)と仲間(同級生)など、恵まれた環境のなか新鮮な体験をさせてくれます。

2020年01月14日