190号:夏(クマゼミ)の音
長い梅雨後の夏。8月になり、ようやく晴れの暑さを感じるようになりました。同時に、壱岐の夏を感じさせるクマゼミの甲高い鳴き声も届くようになりました。朝はその鳴き声で目が覚めるほどです。シャブ・シャブ・シャブ・シャブ・シャブ・ジィー・・・と。体は6センチメートルほど、黒色で金色の微毛におおわれています。いつもは家の木にもいるのですが今年はまだ姿なく、前のお宮の境内や裏山から鳴き声が聞こえてきます。なぜ家の木に姿がないのだろうと考えると、花壇の草取りが思い浮かびます。土の中に眠っていた幼虫を、草の根と一緒に掘り出したのではと。さて来週はお盆です。が、コロナのせいで帰省する人が少なくなくなりそうなニュースがあります。まるで都市の人には、コロナウイルスが付着しているかのような雰囲気です。が、少し過剰反応ではないかと思います。お互いにできる対策をしっかりとって行動し、お盆を楽しく過ごせるようにすることが大切。観光客の減少で地方は大変と言いますが、勝本浦では人気の「辰の島遊覧船」が休むことなく走っています。