455号:勝本浦・可須村の神社仏閣
神社仏閣の写真集はほぼ出来上がったが、先々週「まちづくり協議会」へ定例の打合せに出かけたときに、写真集について話していると発足に当たり市役所からいただいた図面があるという。預かり家で開くと4社見落としがあると気づき、場所を探し求めて写真撮影をして説明文をまとめた。4社は、京ノ尾宮(西戸触)、射場ノ原地蔵堂・高尾神社・平原大師堂(仲触)である。神社は神社誌にはないが、地域の人々によって護られている貴重な史跡と言える。高尾神社については、壱岐商業高等学校郷土社会部の生徒が昭和45(1970)年にまとめた「島人」の中にある高尾様の寄稿で「祭神は松尾丸・梅尾丸・桜丸の石祠で、これらの神は元寇の役の戦死者を神として、地元の人々によって祀られたものであろうと古老が伝えている」とまとめている。高尾神社から下へ下ると「平原大師堂」があり、その裏に戦死者を祀ったものと推測できる大石3つと、卍文字が刻まれた石祠1個があった。西戸触の「京ノ尾宮」については、小さい頃かわいがっていただいた神官さんが主となり護られているとのこと、お会いするのが楽しみです。写真は高尾神社、前の平地で3月の節句(花散らし)が行われた。