125号:漁業と観光の町へ
日本は少子高齢化の波の中にある。なかでも地方はその動きが顕著で、活性化策が課題となっている。勝本浦もその一つであるが、明るい動きもある。それが壱岐・対馬国定公園内の海域公園地区となっている「辰の島」への渡海船と遊覧船の利用状況。勝本町漁業協同組合近くの岸壁から出ているが、駐車場には観光客を乗せた大型・中型バスの駐車が見られる。そして、客が多い時は2艘が一緒なって出ることもある。壱岐島の土台といわれる勝本層が、長い年月をかけ波浪・風浪・うねり・磯波などの浸食を受けてできた海蝕洞窟(海の宮殿)・海食崖(大屏風)・断崖絶壁(蛇ヶ谷・羽奈毛)・奇岩(目出柱・マンモス岩)などを船上から楽しむ。その勝本浦は数年後に中央海岸が埋め立てられ、辰の島観光の案内所、遊覧船が移る予定になっている。その頃には、漁業プラス海をフィールドにしたサービスと一体となって光景が様変わりしているかもしれない。写真は、辰の島遊覧船「エメラルド」、ブログ右上の「遊覧船」をクリックすると遊覧のページを見ることができます。