413号:外の景色

雨・雨・雨、朝起きたときの天気で、いっぺんに寒くなった気がする。外の景色(写真)は、いつものように家周りの石垣、お稲荷様、聖母宮だが、季節の変化を表しているのが二本の柿の木で一度に葉を落としてしまった。昔の若い頃は、この光景に日和見の漁師がお稲荷様に参る姿、登校する生徒の姿、漁船のエンジン音などがあったが、今は様変わりしてしまった。海の様子はネットで検索できるが、時化続きに水温上昇などで漁に出る日が少なくなったこと。登校する生徒は、少子化の影響で目立たなくなったこと。現代の課題は、このことが表している。漁業の町勝本浦をどのようにして持続可能な姿にするか。少子化で生徒数が激減し、よき学びの環境とは言えない小学校教育をどうするかがある。が、どちらも今後のことについての声が聞こえてこない。グランドゴルフなど、元気な高齢者の気になることはこのことです。天候不順のために3か月ほど漁に出ていないとの高齢漁師の声は、米のトランプニュースより切実な課題なのです。

2024年11月27日