小学校運動会
26日の日曜日は、勝本小学校・幼稚園の運動会があった。戦後生まれの者からすると小学校運動会は地域総出の一大行事だったが、半世紀を過ぎた今は様変わりした。一番は生徒数の減少(全校生徒59人)、次に運動場回りを埋め尽くした支部(16町)テントの減少、そして支部(部落)対抗リレーの廃止がある。そこからは、現在の小学校が学ぶ場としての機能を失いつつあるようにも感じる。壱岐市は18の小学校があり、16の小学校は全校生徒数が100人以下。小学生が次に進む4つの中学校を、小・中一貫義務教育学校にできないかと思う。またグランド奥の山(城山)は、文禄・慶長の役の時に勝本城があったところ。城番と家臣500人が7年間にわたり駐屯し、食料・軍馬・武器などの海上輸送をとりしきった基地だった。近年は城山公園として親しまれてきたが、今は登り口や山上の見晴らし台は、木々に覆われ見えない状態。市町村の合併前まで勝本町が管理していたが、市になり管理が行き届かなくなっているのかも知れない。子供達の元気な姿の裏に、現在かかえる様々な課題が思い浮かぶ運動会でした。