380号:芦辺港高速艇発着場の移転
3月末は、大学入学、中学3年進級を控えた孫(男)が来家した。二人とも勝本小学校で3年を送ったことで、中3は友達宅で宿泊込みのコミュニケーションを楽しんでいた。勝本浦の様々な体験が、二人の成長の糧になっている。4月に入り所用で博多へ出かけることになった。が、芦辺港は高速艇の発着場がフェリー発着場に合体(写真)され、最初の利用者となった。壱岐は九州本土と結ぶ港湾が3つ(芦辺、郷ノ浦、石田)ある。芦辺と郷ノ浦は福岡県博多と対馬を、石田は佐賀県唐津を結んでいる。芦辺港は元の芦辺浦と瀬戸浦の間にある広大な干潟を埋めて造られた新港。広々とした後背地に官民の施設等があり、壱岐の政治・経済の中心になっていくのではと思わせる。今は郷ノ浦港が主の玄関口であるが、狭小のため何回かに渡り外海へと移転した。その影響で元の商店街の人通りが減少し、空き店舗等が目立つようになった。壱岐の港湾にも、未来に向けた転換点(シンギュラリティ)が生じている。博多往復の高速艇ビーナスから、美しい壱岐の景色を眺めながら感じたことです。