379号:海の異変
毎日午後は、馬場崎公園にてグランドゴルフが日課になった。そこではウォーキングする人が寄って立ち話をすることもある。昨年まで励んだ波止釣り仲間の爺さん(元漁師)もその一人だが、釣について大変化が起きているという。波止からイカが釣れない、波止にアジがいない等々で、釣の時間がウォーキングに変わってしまった。確かに他所から来た人が釣りする姿を見かけるが、何かが釣れている気配なくそのうちに姿が消えてしまう。その上に、今年は雨風など嵐の日が多く出漁が少なく、4か月も沖に出ていないという声も聴く。勝本浦は江戸時代の鯨組、その後はイワシ漁、ブリ・タイ漁、イカ漁と魚種の変化が見られたが、この先どうなるのだろうと考えることが多い。戦後の経済成長期を生きた高齢者からすると、今は様々な分野で大きな転換点(シンギュラリティ)にあると実感することが多い。写真は、庭に顔を出したヒヤシンスの花。花に疎いので、スマホかざして名前調べしています。