371号:朝鮮通信使船入港の下見
新年早々市から相談を受けたのが、本年8月に「朝鮮通信使船」平和の航海時の勝本浦寄港の件だった。そこでは、江戸時代通信使船が寄港した時を想定できるような準備の話をした。そして昨日(30日)は、明日(2月1日)の韓国関係者来島の打ち合わせを市の担当者と行った。通信使の日記の中から、迎接所・聖母宮・鹿神の社・押役所・鯨組の豪邸と納屋場の図や写真などを準備し、明日は①聖母宮名誉宮司の屋敷に迎えて、ゆかりの史跡の説明。②裏の「上の山」に上り、通信使船が入港した正村湾と北西海上の対馬を眺望。③「上の山」を下り、押役所、迎接所跡を見学。④聖母宮、志賀神社参拝。⑤鯨組の御茶屋屋敷、納屋場跡の見学。⑥防人が住んだ見る目にも美しい「見目湾」見学の予定。案内役として同行することになったが、昨日までに「上の山」に上る草木でふさがれた道の清掃を済ませた。8月の通信使船来航が、ニュースになり広く発信されればと願っている。写真は、上の山から眺めた風本浦。通信使船入港時は、壱岐の多くの人々が湾の岸から眺めたという。