369号:竹にまつわる不思議な話

外港埋立地の馬場崎公園のヒマヒッカグ会(暇つぶし)のたまり場に行くと、ウォーキングや犬の散歩など色々な人と出会う。先輩になる漁師の爺さんの話だが、「竹の花」が咲いているのを知っているかと聞いてきた。おじいさんはウォーキングが趣味で、浦部と在部を歩き回るという。が、その時に去年は竹の花が咲いているのを見たという。自分が若い時に爺さんから聞いた話だが、竹の花は60年に一度しか咲かないこと。その後竹林ごとに消滅して新たな種として生まれ変わるが、花が咲くのと合わせて世の中では不吉なことが起こるという。今の世界情勢を見ると、確かに大変なことが起きている。地球温暖化による災害や地域戦争等々で、それは不思議に竹の花の咲くのと合わせて起こっているようにも思えると。竹は島のいたるところで見るが、花びらのつかない花(写真)は注意して見ないと分からない。昔の人は、竹の花を不吉な出来事が起こるなどと戒めにしたのかも知れない。

2024年01月17日