366号:入院生活の変化
「自ら考え行動する」という人間の力を「生きる力」と言う。今年は3月に1か月入院、身体の中にあった腫瘍を除去。今回は他に転移したものが一つあり、服薬し4分の一になったが、その区域を切除した方がよいとの判断を頂き、22日入院、25日手術、29日に退院した。その間に変化したことは、ベッドに横になったのは、就寝以外は術後の午前のみだったこと。院内コンビニ開店の午前7時に日経新聞を購入。朝食を済ませベッド横の椅子に座り読み終え、iPADでニュース検索すると10時半過ぎになる。その後は、ウォーキングを兼ねて患者専用ルームに出かけ、相方勧めの「上級ナンプレ」を1~2問解いて部屋に戻る。昼食後も数回繰り返す。そして、夕刻にシャワーに入り、夜はテレビ視聴を楽しむ。28日は「オールスター合唱バトル2023冬」があった。歌唱力に定評のある芸能人140人が、20人一組のチームとなり各2曲を熱唱した。参加者が涙を流したのが、レスリングの吉田沙保里がリーダーを務めた「歌ウマアスリート合唱団」の「Hero」。私も自然に涙が流れた。リオオリンピック放送テーマソングで、歌詞の体現者が奏でる合唱に皆が感動を受けた。入院を通して感じたのは、人は「生きる力」を失わないようにしなければいけないこと。