364号:船の事故

昨日12日は、久しぶりに一日中強い風雨が続いた。テレビには、対馬への暴風警報発出のテロップが流れた。そのような中、朝方に壱岐・対馬と博多をつなぐ高速艇「ヴィーナス2」のエンジンがかからなくなり、南に流されている」というニュースが入った。ビックリしたが、しばらくしてエンジンがかかり芦辺港に入港、乗客乗員にけがなしとのこと。船のエンジン停止による漂流は、高校2年生のとき県高体連に出場する壱岐と呼子を結ぶフェリーで経験した。バレー部の私はボール一個を持ちデッキにいた。が、エンジンが止まり見る見るうちに島影が遠くなった。その時思ったのは、船がひっくり返っても自分はボールがあるので助かると思っていたこと。海の中で誰か助けを求めてきたらどうしようかとも考えた。幸いエンジンがかかり港に上陸したが、仲間は船室で救命道具を着用し待機していたとのこと。今の高速艇はよく利用する。が、一階に海水が入り2階に移り救命道具を付けたと聞くと大変な状況だったことがよくわかる。ウキ代わりになるボールを持ち悠々と過ごすデッキなどはないのです。

2023年12月13日