335号:朝市であさごはん
「朝市であさごはん」は、勝本浦まちづくり協議会の事業で今回2回目となる。浦部の中心街に位置する黒瀬商店街駐車場で8時から開催。去年と違うのは高校生ボランティアの参加と副食にアジの干物の他にヨコスジフエダイの干物、イサキやアジのフライ、みそ汁に鯛とイッサキのすり身が加わったことがある。私はアジのフライを選び、地元産魚の美味しさを味わった。副食の追加は、勝本浦の魚を多くの人に届けようと起業した壮年期の男子によるもので、勝本産魚の加工販売など新たな道を開いてくれそうな気がする。漁業の町勝本浦は、就職といえば団塊世代の頃は地元志向が強く漁業以外では漁協、農協、町役場が主だった。が、子供たち世代の40歳前後は島外に仕事を求め、後に帰島し起業を志す者が見られるようになった。勝本浦の活性化には、観光に対応した産業の創出や未来に挑戦する起業家の出現が重要になる。今月は「酒造喫茶との」、「焼鳥かわかみ」が新たにスタートした。