333号:こどもの日に想う
近年の少子化、人口減少で子供の生活や学習環境について議論が多くなった。戦後生まれの私達は、海と山を遊び場として無我夢中に過ごした思い出があるが今は違う。山が切り開かれ海は埋め立てられ、子供用の公園も造られた。が、気になることが多い。老人が遊ぶグランドゴルフ場の横にある子供プール(写真)。ここは市による廃止の声、市民による継続の要望を経て今に至っていると聞く。壱岐市唯一の子供プールで、帰省中の孫を連れた爺婆の姿もある。しかし、滑りそうになった、海水着に泥がついたなどの声が多い。「まちづくり協議会」では、市へ公園改修要望書を提出したところだが、夏を前にヒマヒッカグ(暇つぶし)会員から自分たちで改修しようという声が上がった。自分達の遊び場はきれいにしたが、隣の子供プールもきれいにしてやろうと。ヒマヒッカグ会は造船業、建設業・土木業で仕事をした者がいる。高い技術や知識を持つ高齢者を地域の活性化として活用できればと思う。8(月)日には、会員の手でグランドゴルフココート整地用の新しいローラーが完成した。