329号:個性の伸長
9日の日経新聞文化欄に「聡太と翔平」というタイトルの記事が載せられていた。さて聞いたことがある名だが何だろうと目を通した。将棋界と米国野球界で名を馳せている藤井六冠と世界の二刀流大谷選手に関する内容だった。今は日本中が関心を持つ若者で、人の生き方・在り方に大きな影響というより、人々に夢を与え続けている。記事は、二人が野球や将棋に一筋であること。浮いた話がなく、暇があれば練習、高額所得者なのに派手にお金を使う話がなく、ひたすらAI勉強や科学的トレーニングに取り組む点を挙げて、遊びを共にした昔の勝負師との違いを述べていた。スポーツ好きの私が、もう一人関心を寄せているのが「哲也」。大相撲の宮城野部屋(元横綱大鵬)で令和の怪物と呼ばれている「落合」で、親方は相撲バカと言われるほどに頑張るよう指導しているという。難しいことだが、道を極める人は全身全霊を捧げる資質や能力にたけているのは間違いない。今はいろんな分野で、私たちに夢を与えてくれる日本人の活躍が目立つようになった。