187号:一輪車の効果
コロナ騒動が収まったかと思ったが、都市部を中心に感染者が増加。また大雨の影響で、各地で災害が発生し不安な気持を覚える。この先いったいどうなるのだろうと。幸い壱岐は心配ごとが少なくすんでいるが、現役終了者に大切なのは、若者に迷惑をかけることなく健康でいることと思う。私は50代後半に脊柱管狭窄症を患い、歩くこともままならずコルセット装着、杖をつき通勤したが、腰痛体操(真向法)や水中ウォーキングなど腰によいことを続け治した経験がある。そして、退職後は右ひざの腫れで正座が困難になり、サポーター装着でごまかしていたが、石垣づくりで行った一輪車への石の積下ろしと、石の移動に伴う筋肉増強のお陰か、右ひざの異常を感じることがなくなった。老後は何か行うものが必要と言うが、何事かをやらなければいけない環境に身を置くことが何より。庭の草取り、作物栽培、石垣管理、魚釣り。都市部では難しいが、地方には老後を楽しむよき環境がある。いま都市から地方へという声が聞こえるが、人の生き方や働き方の転換点を迎えているのかもしれない。写真は、石の移動に使う一輪車。