305号:祭りの季節
10月は祭りの季節。始まりは10日から14日までの聖母宮の祭り、10日の午前に宮司、宮総代、宮世話人、船競漕(フナゴロ)の漕ぎ手などがお宮に集まり、神事の後に御神体を神輿に移し、弁天崎から船に乗り勝本湾内を三回回り、御仮堂のある築出町まで旅される。小さい頃、沿道は人が一杯だったが人口減少等の影響から大きく変化。今年は御神輿を乗せる二艘の御幸船が、漁協所属の大型船一艘へと変わった。神輿は、14日にフナゴロを経て本殿へお戻りになった。そして、お宮の祭りと関係ないが15日には、浦中の船が大漁旗を立てて湾内を回る港祭りがあった。護岸行事をした際、落成式を兼ねて海上パレードを行ったことが始まり。漁船が大漁旗を立て猛スピードで走る様は壮観で、私は写真撮影に出かけた。が、残念なのは見物人が少ないこと。各種行事で感じるのは、意義や趣旨について皆がよく理解していないのではと思うこと。広報の充実など、一般の参加者を増やす工夫が求められている。写真は、海上パレードのひとこま。