278号:平和の凧上げ
馬場崎公園内にある老人交流場所(旧ゲートボール場)は、会名をヒマヒッカグ(暇つぶし)会として交流人口が増えている。主な活動は、情報交換・凧揚げ・グランドゴルフ、それに小屋の掃除とグランド整備が加わる。凧は「風本」、「大漁」、「虎」などの文字入りがあるが、無地のものもある。そこで、何か良い文字はないかと問いかけると「平和」という声が出た。誰か書いてと頼むが、OKの声はないので「墨汁と筆」の提供者である私が書き、その文字を青と黄(ウクライナ国旗の色)で塗ることにした。そして、9日に第一回の平和の凧上げ。11日に第2回目を行ったが、SNSを操る仲間がスマホで撮影し自身のフェイスブックにアップしてくれた。凧を持つサングラスの老人は私であったためか、旧友から電話が届いた。この後も風が吹く日には「平和の凧」を上げる予定。凧をつくる人は少ないが、上げることのできる人は多い。観光客が早く元に戻り、頭上に「平和の凧」が上がる勝本浦を訪ねてくれること。そして、ロシアによる軍事侵攻が停戦を迎える日を願っている。