271号:北京冬季五輪
冬のオリンピックが、20日閉幕した。淋しいのは、テレビ番組の選択肢が狭まったこと。老後はゆとり時間が多く、いかに埋めるかは大きな課題。テレビはその時を埋める一つだが、バラエティ番組では物足りない。あっという間の17日間は、スポーツ好きの私には楽しい時となった。特に関心を持ったのは勝者の言葉。その一つは、夏・冬五輪の二刀流に挑んだスノーボード男子ハーフパイプの平野歩選手の「人はいろんな負荷がかかればかかるほど身軽になる」だった。負荷は人の心にも身にも重く感じるものだが、乗り越えると身軽に感じるというのは分かる気がする。この言葉は、今年小学校を卒業し中学に進む孫に届けることにした。自分の夢を達成するためには、いろんな負荷を乗り越えていくことが大切。平野選手は、あえて自分に負荷を課したのかもしれないと。そのようにいろんなことを考えさせた五輪後の昨日、ロシアがウクライナに派兵というニュースが届いた。グローバル化が進む21世に紀には、戦争という愚かな行いは似合わない。