108号:二・二・三(ふじさん)会

昨日はふじさん会があり、湯の本浦にある国民宿舎壱岐島荘に出かけた。ここは壱岐唯一の温泉で、黄土色した湯が特長。ふじさん会とは、昭和22年生と23年早生まれで、漁業を継いだ者の会名。私は、小・中学校まで共に学んだ仲間として参加するようになった。会はいつも温泉付き、1時間ほどのふろ場では互いの体つきに、思わずため息というより笑いが漏れる。そして、懇談では71年の思い出が吹き出す。小・中学校の笑い話は定番だが、東シナ海の巻き網漁船体験話を聞いた。船はフル操業で、途中に油船と魚の運搬船がきたとこと。思わず今の中国漁業船団の様子が浮かんだ。若いころ日本は経済発展途上国で、現代の途上国と重なる場面が多い。参加者は16人、小学校3クラス、中学校は5クラスだった。が、現在の小学校は1学年1クラスで、ふじさん会と同じほどの人数。将来はどのようになるのだろう。写真は、係船中の会員の船。

2019年01月16日