248号:新名所、井戸の神様
老後の生活改善として、庭に生える草取り軽減のためにセメント塗りに取りかかり、2か月かけてようやく終えることができた。セメントは、水を加えるだけでよいホームセメント。5㎏入りを6個単位で購入したが、花壇、軒下、駐車場、溝など修理箇所が増えるたびに注文回数が増えた。今は外に出ると、草が出ていないか、雨水はきちんと流れているかなどチェックが日課となった。が、庭を眺めていると、次々に改善点が見えてくる。裏山の崖に石垣を造るときに、井戸の神様(石祠)を花壇に移していたが、眺めているうちにこれは元に戻した方がよいと思い、早速作業に取り掛かった。屋敷が造られたのは1591年(文禄・慶長の前年)で、井戸はその時に掘られた。井戸の横には、小さい頃まで五右衛門風呂があったが。そこで加藤清正等が湯を浴びたのかと考えるとおもしろい。石祠と龍を思わせる木(写真)は、井戸神として昔からあったもの。右にある石臼(米や豆などをひいて粉にする道具)と様々な石は庭に残されていたもの。これで終わりかと思う間もなく、いろいろと遊び心を掻き立てることの多い庭です。