247号:変化への挑戦
9月5日、東京パラリンピックが13日間の日程を終え、閉会式が行われた。参加選手約4400人、参加国・地域162ヵ国、競技数22競技539種目で史上最多となった。競技の様子はテレビや新聞で見たが、閉会式では大会に関わった多くの人たちの活動の尊さを知ることになった。感じたのは、世界的なコロナ下の開催だったが、一人一人が未来に向けて自分で考え努力を続けていくことの大切さ。今も緊急事態宣言が続くなか壱岐は比較的平穏だが、漁業・農業、サービス業等は大変な状況にある。そのようななかで、勝本浦では未来に向けた新たな動きが見られる。物産展、レストラン・民泊、焼酎バー・海鮮BBQをスタートした海神(わたつみ)グループ、壱岐初の地ビール醸造所「ISLAND BREWERY」、そして壱岐北部の観光拠点となる可能性の高い港の埋め立て。ここは観光バスが止まり、辰の島遊覧船の発着場となる。コロナが終息し人が動き出せば賑わいが戻る。今は、その機会への備えを進めていくことが重要。残すは黒瀬商店街の活性化をどうするかということで、新たな動きが待たれる。写真は、変化を思わせる大型作業船。