232号:港内埋立てスタート
先週から、勝本浦に大きな作業船が姿を現した。計画された勝本港湾の一部埋立て事業が、実地調査を経て始まったのだ。今は海との仕切りとなる堤防の基礎捨石の投入が行われている。1年ほどかかり捨石の投入が終わると区切りの堤防が造られ、その後に内側の埋め立て(3年ほど)が行われ完成する。辰の島遊覧の案内所や発着所など勝本漁港観光サービス拠点整備はその後となるが、長年になるため事業企画について現在の指導者(高齢者)から次世代への継承も大切になると思う。埋立ては、写真の作業船から海岸線までの約40m。中央の地区公民館前の海岸は、湾内で一番低いことから改築にあたり土台がかさ上げされている。埋立て後の海岸は30㎝ほど高くなるが、周辺の家は潮位上昇への対応が必要となる。また、完成後は観光バスの駐車場になり観光客が行き交う場となる。埋立て完成までの期間は、湾の中央に位置する黒瀬商店街をはじめとして、持続可能なまちとしてどうすればよいのかなど大切な準備期間となる。