229号:新たな芽吹き
帰郷して5年目を迎えた。最初に感じたのは、停滞する漁業のなか新しく導入された辰の島遊覧船「ビーナス」の賑わいだった。2年目に勝本港湾の一部埋立てに関する「勝本浦部活性化推進協議会」のメンバーになり、「勝本浦漁港観光サービス拠点整備事業計画(案)」をまとめた。勝本浦入口は前面が海だが40mほど埋め立てられ、遊覧船がそこから出航すると街の風景が一変する。そして4年目に、小学校単位を主体とした新しい「まちづくり協議会」の設立準備が始まり、「漁業+(プラス)観光のまちへ」をテーマとした事業計画書、今年の3月には「勝本浦ご案内」のパンフレットを作製した。そのような中4・5月には、勝本浦入口の黒瀬商店街に新しい会社2件が誕生した。「60人が一緒に食事できるお食事処海神と物産店」、「島内初のクラフトビール醸造所(ISLAND BREWERY)」で、商店街に新たな人流が見られるようになった。変化が起きるときは、新たな芽吹きが重なるというが、勝本浦はびっくりするほど色んなことが起きている。4年後と思うが、港湾の埋立完成が待ち遠しい。写真は、桜島の日の出。