217号:漁業のまち勝本浦
朝夕、寒気が和らぎ春の気配を感じるようになった。全国的にコロナ感染も、落ち着きを取り戻しつつある。壱岐は感染者ゼロが続いていることから、ウイルス菌なしの島となる。だが、島外人との交流があるので用心にこしたことはない。その中、勝本浦は今週に入り漁に出かける船が多くなり街に活気が戻りつつある。釣りで波止場に出かけることが多くなったせいで、港の情報に接する機会が増えた。一昨日はイカ釣船が一晩で60箱、昨日は240箱上げたと聞いた。勝本浦は船のエンジンが港内に響き渡るが、今はイカ釣り船とブリ釣りの船が沖へと競う様が見られる。そして、波浪を避けるため造りすぎとも思える波止場のお陰で、海から勝本浦を見渡すことができるようになった。今日の新聞に、富山県の「ひみ寒ぶり大豊漁」のニュースがあった。が、地方の活性化には一次産業が元気であることが重要。ここ勝本浦も、たのもしい漁業の街であり続けるよう祈りたい。