206号:二二三(ふじさん)会

二二三会とは、昭和22・23年生の漁師の会。漁師以外の二人が参加し、昨日は久しぶりの会だった。場所は、昭和44年長崎国体に出席の天皇皇后両陛下が、壱岐を訪問し宿泊された国民宿舎「壱岐島荘」。面白く思ったのが、会場入口の名称「富士山会」。だが、文句をいう者はいない。会は5時から6時まで温泉入浴。そして懇親会は、酒と食事と並行して漁業や昔話などが続く。その中で、勝本浦観光案内パンフレット作成の話からひょんな方向へと話が飛んだ。一つは門名(家の呼び名)、私の住む正村は国際都市という。理由はマッカーサー、イギリス、蒙古、棒振り、天皇陛下という門名があったこと。小さい頃はよく耳にしたが、世代交代が進んだ今は聞くことがない。二つ目が、町名を言い表すもので、人も通らぬ〇〇〇〇の町、じったいがったい〇〇がた町。旗もそろわぬ〇〇町、一本道なら〇〇町、浜町ないのが○○町、電気の通らぬ〇〇〇町。勝本浦の人は、〇〇に町名を入れてみてください。昔は日々を楽しく過ごす術として、ユーモアが大切にされたと思う。が、今使うと大変なことになりそう。写真は、魚価の低迷など出るに出れないという漁船。

2020年11月25日