195号:台風襲来
9月に入り二つの台風が、ほぼ同じコースをたどり壱岐の島の西海上を通過した。台風9号は9月1~2日、台風10号は9月6~7日の夜から早朝にかけて。夜はすごい暴風が睡眠を妨げた。特に10号は、太平洋の海水が異常高温のため気象庁から「猛烈な勢力で九州に接近し広範囲に暴風をもたらす恐れがある」という知らせがあり、これまでになく緊張感をもって迎えることになった。壱岐市は全域に避難勧告が出され案内放送があったが、避難者が多かったせいか追加避難場所が設置された。私は避難しなかったが、いつもより備えをしっかりする必要があると思い、気になる窓ガラスにテープを張り、小さな木に添え木を置いたりした。通過のあと庭を回ると花壇のキンカンの木が傾き、芙蓉の木の幹が割れていたが、我が家の被害はこの二つ。そして外出すると、国道の両側にたまった落ち葉や木の枝の清掃作業に出会った。台風で道路の隅に覆いかぶさる木の葉や枝などの撤去で、公道の管理には大変な手間暇がかかることを考えさせられた。写真は、台風に備えた勝本裏の漁船。