399号:朝鮮通信使復元船の来港

通信使の船は、先週8日(木)に入港、来港に伴う接待・送迎は、江戸時代は平戸藩がすべてを行ったが今回は国や県の関与がなく、市の観光課が中心で勝本浦まちづくり協議会と共催となった。9日に入港セレモニー(入港パレード、記念品贈呈、荒海太鼓演奏、晩餐会等)、10日と11日に、午前・午後の2回市民向け船内見学・韓国舞踊や音楽演奏、12時に地区公民館前で再現料理が提供された。私の役は市民代表歓迎挨拶で「朝鮮国王の外交使節である通信使は、第1回が今から417年前の1607年、第12回が1811年で、およそ200年に及ぶ往路・復路19回の入港時の接待と送迎を勝本港で行ってきたこと。感慨深いのは、朝鮮通信使の来日など、勝本の地が対馬・朝鮮及び九州・中国地方との交通の重要な港であることから、1627年に私の祖先である壱岐神職棟梁が国主の命により勝本に住居を置いたこと。それからおよそ400年にわたり聖母宮宮司として勝本の発展を見守ってきたことを述べて、今回の復元船による交流が未来へとつなぐ日韓友好の懸け橋となることを祈念した。写真は、入港時の朝鮮通信使復元船。

2024年08月14日