辰の島遊覧

壱岐の島は、古第三紀(3000万年)以前は海底だった。このとき回りの大陸から小石や土砂が流れ込み、海の底に約1000メートルもの厚さに海底堆積層ができた。その後、地殻変動で海底が持ち上げられ陸地となり、壱岐島の土台と言われる勝本層(砂岩、頁岩、泥岩が圧縮されて出来た岩盤)ができた。1500万年前頃になると火山活動が活発になり、溶岩や火山噴出物が噴出して壱岐島の南側半分が約300-700m落ち込んだ。南側はその後の中小規模の火山活動で、壱岐層と言われる山、丘、各種の岩石ができた。                                            辰の島遊覧は、壱岐島の土台といわれる勝本層が、長い年月をかけて波浪・風浪・うねり・磯波などの浸食を受けてできた、海蝕洞窟(海の宮殿)・海食崖(大屏風)・断崖絶壁(蛇ヶ谷・羽奈毛)・奇岩(目出柱・マンモス岩)などを、船上から楽しみます。遊覧船の運行は、3/21~11/30定期運航。以外は2名から運行。出航時間は、9:05、10:05、11:05、13:35、14:35、15:35。辰の島探索希望者は、途中上陸できます。詳しくは、観光案内受付 0920-42-2020へ。

 

上のフォトメーションは、辰の島遊覧船から見る奇岩を載せました。鷹の巣が三つほどありますが、運が良ければ親鷹や子鷹を見ることができます。フォトメーションの中に一枚だけ親鷹の写真があります。エメラルドグリーンの海に、長い年月をかけ波浪等の浸食を受けながらできた素晴らしい景観を実際に見ていただければと思います。下には、見どころの写真を載せてみました。