205号:洋上風力発電

菅総理大臣が、臨時国会の所信表明演説で「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」と表明しました。そこで関心を集めているのが、化石燃料に変わる太陽光や風力などの再生エネルギー。現在長崎県では、県内海域において洋上風力発電の実施可能エリアを選定するためのゾーニング事業が実施されています。その関係で、洋上風力発電システムの実証研究に取組む北九州市の視察に参加してきました。現在6種17基の風車が設置され、へーッとびっくりするほどの景観(写真)でした。これを壱岐市で行うとすると陸上は×、洋上になると思いましたが、羽が50m、最大高が100mを超える風車となると、適地の選定も大変な作業になると感じました。今日の新聞には、「遠い再エネ先進国、昨年度の発電量に占める再生エネルギーの割合は18%で欧州の半分程度の水準」とありました。市民がよく知らないうちに、風車が建っていたということがないよう、皆が関心を持つことが大切と感じた次第です。

2020年11月19日