184号:梅雨の合間のできごと

自宅裏の急傾斜に石積みを始めたのが去年8月。日記を調べると、最初の砕石購入が8月23日で、5㎝と30㎝の石を2トン車一杯。3回目からは3トン車に切り替え今年6月22日に8回目の運搬トラックを迎えた。これで最後と思うが、石のお陰で裏の物見台に上る通路もきれいになり、朝夕の新しい散歩場所となった。文禄・慶長の役の際は、加藤清正など朝鮮出兵する将校たちが立ち、対馬海峡に浮かぶ対馬の島影や可須浦(正村湾)に停泊する軍船を眺めたと思うが、今は海岸が埋め立てられ違う光景が見られる。今週の月曜の夕方だったが、海岸埋立地に造られた公園から若者の声が響くので見ると、中学生らしき男女が集まり女子はバレーボール、男子は突堤からの海水浴を楽しむ姿があった。その光景に、つい自分のことを思った。今と場所は違うが、博多航路の客船が港を出るときに、船客を喜ばそうと我先にと突堤の高台から飛び込んだこと。また、東京で多くの中学生や高校生と接したが、あの生徒達に同じような体験をさせてあげることができればと思った。若者の海遊びは、たまに学校の規則を超えてしまうときがある。が、身近な自然との遊びが「生きる力」を育む一助になる。写真は、海遊び中の若者たち。

2020年06月24日