177号:緊急事態宣言の延長

5月6日までとされたコロナ緊急事態宣言は、今月31日までの延長が決定された。コロナウイルスに対する薬がないことからやむを得ないと思う。壱岐市は4月6日の発症を最後に感染者が出ていないが、勝本港内では観光客に一番人気の「辰の島遊覧船」が停泊したまま。普通なら遊覧船上の案内放送が港内に響き、活気を感じさせるが今は停滞の様を感じる。壱岐の感染者は、外部からの転入者と博多に出かけた島人とその関係者4人の6人。その後は無だが、緊急事態宣言を真摯に受け止め3密(密閉、密集、密接)を避ける行動が守られている。現役の勤労者にとっては厳しい状況にあると思うが、引退した高齢者の生活は不思議なことに普段と変わらない。山には春を告げる小鳥の鳴き声や草木の濃い緑があり、買い物等の車中からは田植えを済ませた美しい田園風景が目に入る。都市と違い地方には三密の場は少なく、山、川、海や生物など豊かな自然に恵まれている。昨日は緊急事態の延長が決定され、全国は特定警戒都道府県とそれ以外に分けられた。そして、14日には宣言解除についての判断があるというが、できれば早い解除を願いたい。私達団塊世代の仲間の会も4・5月と中止したが、6月から再スタートができそう。写真は、畑の隅に設けた小鳥の水浴び場で遊ぶスズメ。

2020年05月05日