175号:第3次世界大戦

新型コロナウイルス対策として、緊急事態宣言が発令されたのが4月7日。2週間を経過したが、ニュース等では最前線で活動する医療従事者の非常事態から、近時は被害を被ったサービス業の困窮状況が多くなった。聞いていると不安を感じ、この先どうなるのだろうと思うことが多い。私が尊敬する企業人は、「今を見えない敵と戦う第3次世界大戦」と表現され、終息後大切なのは企業経営について「利益を追求するだけでなく、自然と共存する考え方に変えるべき」とされた。第2次世界大戦後に生まれた者が、戦争から思う言葉に「我慢と頑張り」がある。そして、在職中は欧米先進国に追いつき追い越せを目的にとにかく頑張り通したという思いが強い。しかし今、「我慢より要望」の声が多く届くのは、日本が豊かな国になった証なのだろうか。宣言後2週間経過し、我慢の成果が期待されるこれからの2週間、感染者数の増減に関心を持ち過ごしたいと思う。そして、発令解除予定の5月6日以降、経済活動等が徐々に再開されることを期待したい。写真は、勝本港に停泊する北海道、青森県、福井県のイカ釣り特殊船。勝本浦のイカ釣り船も、以前は日本海を北上し北海道まで出かけていました。

2020年04月22日