165号:春の大騒動

中国発の新型ウィルスによる肺炎の拡大が、日本・世界中で大きな問題となっている。特に日本では、横浜に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」乗客・乗員の感染と対応が関心を高めることになった。ここ数日のニュースからは、国内での感染者も増加し大変な事態になったと不安を覚える。だが、今の中国の状況はそれどころではなく、初動でおきた問題が取り上げられている。昨年末、武漢の医師が原因不明の肺炎の発生についてグループチャットを使い周囲に注意喚起したというが、当局がこれをデマとして医師を含む8名を処分したということ。病気の発生について医師の注意喚起を受け入れようとせず、それをデマとして処分してしまうというか、そのようなことをさせてしまう体制に問題があるのではないだろうか。学校に務めていた時の経験では、生徒にインフルエンザ等の発症があるとまず校医に相談する。そして、広がりによって学級閉鎖や学校閉鎖の決定をする。病気に関する最高の相談者は医師で、その意見を葬らせてしまうなどは考えられないことです。新型ウィルスに関する国内外のニュースに恐ろしさを感じるが、遠いところから早い終息を祈りたいと思います。写真は、庭の花壇に咲いた春の花です。

2020年02月18日