189号:異変の続く2020年

7月も残すところ2日。学校は1学期の終業式を終え夏休みというところだが、今年は様子がちょっと違う。子供たちの遊ぶ姿や、泳ぐ姿が見えない。理由は、コロナの影響で夏休みも授業が行われているから。子育て中は学校行事により季節の確認ができたが、子育て卒業の高齢者は季節変化の感じとりができず、雨続きの中では今も6月。また、これまでの人生を思うと、20年ごとに変化する社会を生きてきた。農水産人口が首位の農業社会、製造業人口が首位の工業社会、サービス業人口が首位のサービス社会、そして2010年から2029までは知識集約型産業が主力の知識社会というように。だが、今年は異変を思うことが多い。新型コロナウイルスの発症、東京オリンピック延期、SNS問題、超大国の対立・・等。身近では、長梅雨による作物の生育の変化。壱岐に帰郷し初めに植えたオクラは、毎年豊作で夏の食卓を飾ったが今年は違う。実がまっすぐに伸びないで曲がっていたり、受粉したスイカの実が落ちたりしている。遅れた梅雨明け後は、想定外の猛暑が待っているかもしれない。写真は、梅雨前に仕上げた雨に負けない石垣。

2020年07月29日