491号:小型イカ釣り船の漁停止
漁業の町勝本浦に住んでいて、とても気になることがある。小型イカ釣り船が、長い間出漁していないこと。悪天候が多いせいと思っていたが、最近のニュース「水産庁が小型イカ釣り漁を停止する命令」に驚いた。馬場先のグランドゴルフには、小型イカ釣り船長もいるので海の話を聞くことも多い。先日は集会があり、小型イカ釣り漁の停止について説明があったという。スルメイカは、持続可能な漁を目指し底引き網漁と小型イカ釣り漁に漁獲枠が決められている。今年は異例の豊漁で小型イカ釣り船は漁獲枠を超え停止、底引き網は枠内で継続中。だが、海の魚は海水温や潮の流れの影響で漁獲量に違いが出ることから、小型船が全国一斉に停止になり、根こそぎイカを捕獲する大型の底引き網漁が続いていることへの反論が強い。停止の漁業者は、生活の糧を奪われることになるが補助制度はどうなっているのだろうか。海の向こうには、地球温暖化対策は学者の判断ミスと大声で怒鳴る大統領もいる。現代は、色々なことが転換点を迎えていると言えるのでしょうか。写真は、漁場に向かう小型イカ釣り船。