126号:緑の季節

退職後の人生で身近に感じるのが、壱岐の海と山などの自然。帰郷後3年目になるが、5月の緑が美しい。家の裏山には緑の木々が育ち小鳥たちが集う場所があり、朝にはホーホケキョと鳴き声が届く。そして東側の庭には、昔からあった二本の柿木の緑が勢いを増している。柿木は2年前に沢山の実をつけたが、昨年は一つもつかなかった。が、今年は多くの白い花が咲き、秋が楽しみになる。緑は車で走る道沿いや、急傾斜工事の崖などにも勢力を伸ばす様子がある。感じるのは、公共の場所に育った草木が人の生活に支障を及ぼすようになってきたときに、誰が管理すればよいのだろうということ。災害が起きれば公共が対応すると思うが、大切なのは災害を防ぐこと。広がる緑の美しさに接する人々の関心が、管理する気持へと向かう必要がある。緑の季節に思うことの一つです。写真は、屋敷お稲荷様と柿木。

2019年05月24日