245号:東京パラリンピック開幕

昨日(24日)は、夜8時から3時間ほどパラリンピックの開会式を見た。オリンピックに続いて無観客となったが、いろいろと感じさせられることが多かった。開会式の様々なアトラクションでは、コロナ下のなか一生懸命に準備されていた人たちが多くいたのだと知らされたこと。また使用している車いすなど演者を支える道具の進化・高度化に目を見張るものがあったこと。高齢者施設等で使用しているのを目にするが、今後一層の改善が図られるに違いないと思った。パラリンピックは障害者の大会として始まったが、パラという呼称が用いられたのは1964年の東京大会。パラブレジア(下半身のまひ)とオリンピックを合わせた造語で大会の愛称としてつけられたという。正式名称として採用されたのは、1988年のソウル大会からで五輪と並行(パラレル)したオリンピックという意味になった。そして、大会には四つの価値が示されている。①壁を乗り越えようとする「勇気」、②限界を突破しようとする「強い意志」、③人を行動に駆り立てる「インスピレーション」、④工夫すれば誰もが同じ地平に立てることを気づかせる「公平」。コロナの感染拡大を受け実際に競技を目にすることはできないが、テレビ観戦を通して皆がこれらの価値を確かめることになればと思う。写真は、開幕式の様子。

2021年08月25日