228号:朝のひと時

朝食を済ませ新聞に目を通した後、メダカに餌をやり裏の物見台に上り海を見渡す。写真はその時の光景。赤灯台の先は辰の島遊覧船の航路で、今朝も案内音を響かせ通っていきました。そして、中ほどにある広場は高齢者のたまり場ですが今朝は人が見えません。磯が解禁されたので、準備に忙しいのかも知れません。写真下に、石碑(馬蹄石)とかぎ型の石垣が見えますが、昔はその先は海でした。石垣と中の建物も江戸時代はなく、モノのやり取りが行われた市場。そして、小さい頃は石碑と石垣の間に石段があり、下りて海水浴をしたり春はサザエやウニ獲りなど磯遊びをしたところです。また写真の上部にある名烏島(ながらす)は、日露戦争の後に防塞として造られた黒崎砲台の第二観測所がおかれたところ。右端の丸い山は、鯨組の山見(見張り番所)がおかれたところ。物見台は、石の椅子に腰を下ろして、しばしの思考にふけるよい場所になっています。

2021年04月28日