197号:根競(こんくら)べ

4連休も終わり普通に戻った。が、退職後の者はいつもと変わらない。朝起き朝食を済ませ新聞を読み、メダカに餌をやったあと庭の様子を見て回る。そのとき心がけるのが、家の周りと畑の石垣の合間から芽を出す草の除去。お陰で草や木などが目につかない石垣になった。それは草木との根競べの成果と言える。出てきた草が大きくならないうちに摘み取るが、数日経つとまた顔を出すので摘むという繰り返し。また根競べと言えば携帯電話にも言える。先に高齢者向けスマホの宣伝を見た。「スマートフォンを始めよう。日本で最も愛されている〇〇をと」。そこには高齢者が自撮りした写真がついていた。ここも根競べが大事と思う。新しい総理のもとで、デジタル庁の創設や携帯料金値下げが挙げられている。スマホがマイナンバーカードになり、自動車免許証や国民年金証などと合わせて利便性の増加が予測される。激変のなか、慌ててコトを急ぐことなく慎重に判断し行動することが大切。ガラケーからスマホへの転換は、高齢者によき商品開発を待って行いたい。写真は、整備した「物見台」の登り口、根気強い取組のお陰です。

2020年09月23日