209号:漁業+(プラス)観光のまちへ

勝本小学校単位のまちづくりを担う「勝本浦まちづくり協議会」は、幹事会・設立準備委員会を経て来年1月に開所の予定となった。大きな目標となるのが、漁業中心の勝本浦を「漁業プラス様々な観光サービス」のまちへと発展させ、持続可能なまちとすること。観光サービスの動きは、まず「辰の島遊覧」の利用客増加にみられたが、その他にも新たな動きが見られるようになった。①游漁船サービスの「五郎丸」、「聖昇丸」、「金比羅丸」。②旧大幸物産あとに建造中の食事処「海神」。読みは「わたつみのかみ」で一度に60人ほどが食事できる。③明治の風情を残す酒造屋敷が、令和3年に壱岐初の地ビール醸造所「ISLAND BREWERY」としてスタート予定。勝本浦は、4~5年かけて勝本地区公民館前が埋め立てられ、そこは観光バスが止まり辰の島遊覧船の発着場となる。大変化は様々な新たな動きを伴うと聞くが、現在の勝本浦にその兆候を見ることができる。みんなが後れを取ることのないよう、変化に目を凝らしてほしい。写真は、海岸沿いの大きな建物が公民館、埋立は海岸から35mほど。

2020年12月16日